スラム地区の環境改善
スラムの中で赤ん坊を抱えた母親は、ミルク代を稼ぐために売春しなければ生き抜けません。しかもコンドームを使わないほうが稼げるので、HIV/AIDSに罹りやすくなります。
子供達も大人には頼っていられず、ストリートに出て物乞い、スリ、かっぱらいで生き抜いてます。貧困の悪循環から抜け出せないのです。
当NGOは、こうしたスラムの環境を改善するために、活動を行っています。
ストリート・チルドレン支援
ナイロビでは2002年の新政権発足後、ストリート・チルドレンは公民館に収容され、寝る場所と食事が与えられるようになりました。将来、社会的に自立できるように、大工や自動車の修理工などの技術を、職業訓練コースで学べるようになりました。しかし社会構造の問題から、コースを卒業しても、仕事はそう簡単に見つからないのが現状です。今でもケニアの道には子供達があふれています。
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また、空手も一緒に練習しています。毎回20から30人の若者が集まってきます。皆、組み手の練習は真剣そのものです。路上で警官や街の連中から殴られたりするからでしょう。
定期的に音楽演奏にも混ぜてもらっています。私・神戸俊平はサックスを吹き、教会のゴスペルを一緒に演奏しています。
こうした活動を経て、スラムの人々とだんだんコミュニケーションが取れるようになってきました。
給食活動
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「ワールドランナーズ」や「アマニヤアフリカ」からも支援を受け、継続可能な支援体制を整えています。
同時に、自立を促す求職支援も行っています。
エイズ罹患者カウンセリング
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現在、私・神戸俊平は、ニューヨークとナイロビで学んだカウンセリング技術で、キコンバ・スラムのHIV/AIDS患者宅を定期的に訪問しています。
身近なケニアの人間には話せないことでも、日本人の私になら悩みをぶつけてくれることがあります。 これからも少しでも役に立てるよう、カウンセリング技術を高めつつ、活動を続けていきたいと思います。
紙芝居でエイズ教育
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(写真右が私です)
看護師や、大阪外語大の卒業生にも、スワヒリ語で朗読してもらいました。
文字が読めないスラムの子供たちや、ストリート・チルドレン、そして小学生、女性たちも、真剣に耳を傾けてくれました。
エイズの正しい知識をスラム地区にも広めていきたいと思います。
スラム地区の人々が自立していけるよう、これからも様々な支援に取り組んでいきたいと思います。